はじめまして。 このブログ「とじめ」を運営している、「とと」です。

普段は会社員としてシステムエンジニアをしながら、
わずかな空いた時間のほとんどを「読むこと」と「淹れること」に費やして生活しています。

このブログは、私にとっての「物語」と「生活」が重なる場所。
その境界線——いわば「とじめ」のような場所に流れる時間を、静かに記録していくための場所です。

「とじめ」という名前に込めたこと

本には必ず「綴じ目(とじめ)」があります。
何枚もの紙が束ねられ、一冊の形を成すための、中心にある線。

読み終えた本を閉じたとき、その物語の余韻は、そのまま現実の生活へと溶け出していきます。
お気に入りのキャラクターの生き方に背中を押されたり、作中に出てきた飲み物を無性に試したくなったり。

物語(非日常)と、生活(日常)。
その二つが繋ぎ合わさる瞬間に生まれる、自分だけの静かな温度感を大切にしたい。

そんな思いからこの名前をつけました。

頁をめくる音と、雨の音。

正直に言うと、私はもともと雨が嫌いでした。
服も靴も濡れるし、髪もうねる。
6月生まれなのに、雨の日にはいい思い出がありませんでした。

でも大人になって、ある日ふと気づいたんです。

雨の音が静かに響く部屋の中で、コーヒーを淹れて本を読む時間が、妙に心地よいということに。

窓や屋根を叩くポツポツという音。
アパート前の道を車が走る、シャーという音。

そんな世界に、自分で挽いた豆の香りがふわっと広がる。

「もしかしたら、今ものすごい贅沢な時間を過ごしている……?」

そう思った瞬間から、私の毎日は少しだけ変わりました。
嫌いだったはずの雨音が、物語に没頭するための最高のBGMになったのです。

「考察」ではなく、ただ「推し」を語りたい。

昔から本は好きでしたが、いわゆる「読書感想文」は今でも苦手です。

「この一文に込められたメタファーは……」といった高度な考察はできないまま読み終えてしまい、いつも「あぁ、面白かった」という語彙力のない感想だけが残ります。

けれど、そんな私にもできることがあります。
それは、登場人物への真っ直ぐな、時に少し重すぎるほどの愛を抱くことです。

「このキャラクターの、この瞬間の表情がたまらなく好きだ」
「この人生を、隣でずっと見守っていたい」

そんな、友人にあふれる熱量をそのまま伝えるような温度感で、私の「推し」について綴っていきます。

読書を取り巻く、生活の断片。

本を読む時間は、それ単体で完結するものではありません。
お気に入りの一杯を淹れる道具、座り心地の良い椅子、手触りの良い文房具。

物語に没頭するための「環境」や、読後の余韻を味わうための「お気に入りのもの」たち。
それは私にとって、読書と同じくらい大切な生活の一部です。

ここでは本の感想だけでなく、私の生活を少しだけ豊かにしてくれるアイテムについても、一人のユーザーとして、その手触りを伝えていければと思っています。

おわりに。

とじめは、毎日チェックするような賑やかな場所ではないかもしれません。

雨が降っている日。
少し気持ちを落ち着けたい夜。

あるいは、何か新しい物語を読みたくなったとき。

そんなタイミングで、ふらりと覗きにきていただければ幸いです。
ここが、あなたの時間を邪魔しない、静かな余白のような場所でありますように。

これからどうぞ、よろしくお願いします。